ラテンダンサーは肌が黒くなくては!

競技会当日やデモンストレーションの仕事がある日に限ったことではありますが、

私の現役時代の肌色に対するポリシーは、「誰よりも黒く美しく!」でした。

黒く塗っていてもムラがひどい人がいたり、肌が白いままドレスを着ている人もたまにいて言語道断。今日は社交ダンスのラテンを愛するダンサーたちの肌のタンニング(日焼けなどで黒くすること)事情についてお話しします!

タンニングとは

英語ではtanningは直訳すると「日焼けすること」です。海外のビーチの方が定着している日焼けのための背中に塗っているローション、あれがまさに美しく日焼けするためのタンニングローションです。

しかし社交ダンス界で言う「タンニング」は必ずしも”日焼けをすること”とは限りません。もちろん実際に肌を焼いて黒くしている人もいます。特に男性は日焼けにあまり抵抗がないので、肌を黒くしようと思ったら日焼けサロンに通う人も多いはず。でも女性にとっては日焼けは「肌のしみ」と隣り合わせの不安な行為です。しみになるのが怖い女性にとってはタンニングは実際に日焼けすることともう一つ、肌の角質に着色する薬剤を体に塗って日焼けしたように黒くする「セルフタンニング」を意味します。このように社交ダンサーが肌を黒くする方法は大きく分けて「日焼け」と「セルフタンニング」の二つ選択肢があるのですが、セルフタンニングの方法にはまた何種類か方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあるのでご紹介したいと思います。

そもそもなぜラテンダンサーは肌を黒くするのか

肌を黒くする理由にはいくつかあります。

①ラテンの衣装は肌の露出が多いから

→ラテンを踊るようのドレスがワルツやタンゴなどのスタンダード種目で着られるドレスと比べると、スカートも短く、体を覆っている布面積も小さく、デザインにもよりますが、腕も脚も背中も時にはお腹まで露出するドレスもあります。分かりやすく表現すると「ビキニ水着にパレオをまとった感じのスタイル」です。ですから、肌が白いままだと、競技スタイルと言うよりは何て言うかグラビアアイドルやイベントコンパニオン的な可愛い感じに見えてしまうのでしょうね。ラテンの競技は熱く激しく闘う強い女性のイメージですから、肌を黒くすると見た目の印象がすごく強くなるのです。

②体が締まって見える

→ファッションもそうですが、白は膨張して見え流ものだと言うのは周知の事実。簡単に言うと肌が白いより黒い方が体が締まって見えるのです。足が太いことを気にしている人がいたとしたら、白い脚を出して踊るより黒く肌を塗ることで足が細く見えると言うことです。

③筋肉のラインや影が美しく見える

→ボディビルダーをイメージしてみてください。筋肉の美しさを競う競技です。みんな肌を真っ黒く焼いたり塗ったりしてしかもギラギラにテカるオイルのようなものまで塗るのか、とにかく肌も筋肉も輝いて筋肉の盛り上がりがくっきり美しく見えますよね。日に焼けた肌は美しく健康的なイメージがあるのです。

セルフタンニングの方法

それではここから実際にセルフタンニングの方法をいくつか紹介します。

日焼けはしたくないけど肌を黒く見せたい女性ダンサーの中でもっとも流行ったのは、セルフタンニングローションです。これは普通のボディローションのようなものを黒くしたい体の部分に塗って乾かし数時間おくと、肌の角質に薬剤が反応して皮膚が茶色く変色します。一回ぐらいでは元の肌が白い人だと黄色くなるだけですが、何日か塗り重ねることで、日焼けしたような小麦色の肌に近い色に染まっていくのです。メリットとしては皮膚表面ではなく皮膚の角質層が茶色く染まっているので洗っても簡単には色落ちせず、ドレスも比較的汚れにくいことが挙げられます。何より日焼けするわけではないのでしみになる心配がありません。一方でデメリットもあります。まず臭いです。我慢できないような悪臭ではありませんが、近くにいたら「何だろうこの匂い?」と気になるくらい、心地よい匂いとは言えません。それにセルフタンニングした体に白いTシャツなどを着て汗をかくと、色が滲み出でシャツが薄ら黄ばみます。大体、お風呂上がりの体にセルフタンニングローションを塗って寝る人が多いと思うのですが、乾ききってない体で寝ると布団も黄色く汚れます。私はこれが不快で嫌でセルフタンニングローションを塗るのは辞めました。色が抜けていく過程も垢が剥がれ落ちることで脱色するので、皮膚がマダラに病的な見た目になるので、色落ちしていく最中の体は人に見せたくないというのもデメリットです。

セルフタンニングローション、略してセルタンと呼ばれて親しまれていましたが、理想の色に着色するまで時間と日数を要すること、色が落ちていく過程の見た目の問題があり、より早く黒く美しくなれるセルタンが誕生↓↓

クイックタンニング

名前の通り、速いタンニングということです。競技会の数日前から塗り重ねるセルタンと比べて、競技会当日に踊る前に塗るだけで黒くなれる方法です。これは皮膚の角質を着色するタイプと異なり、全身用のリキッドファンデーションですね。液状のファンデーションを全身に塗るのです。セルタンより伸びがよく乾きが早く、上手く塗ればムラになりにくいです。何より最大のメリットは一瞬で真っ黒く慣れます。気になるような香りもありません。そして落としたい時はお風呂場で全身にメイク落としオイルを塗って洗い流せばきれいに元どおりです。セルタンより黒くなるのもきれいに元に戻るのもあっという間です。しかしデメリットは、当日皮膚の上にファンデーションを塗るものですから、踊って汗をかけば落ちる落ちる。ドレスもパートナーの衣装もすごく汚れます。つまりレンタルドレスで出場されるような方は絶対に使ってはいけません!落ちやすくてドレスが汚れることだけは避けられません。何とかならないものか販売元に話を聞いたところ、極力落ちないように塗るコツを教えてもらいました。

①競技会当日の朝、極力早めに塗ること(朝起きたらすぐ!くらいのニュアンスです。)

②塗ったらドライヤーでしっかり乾かす(全裸で隅々まで塗ってドライヤーです。家以外の場所では考えられない光景ですw)

③某有名ダンサーがブログで紹介してましたが、塗って乾かした後、なんと全身にヘアスプレーを散布する!という荒業もあります(私はやったことありません。)紹介者の子も肌に悪いから責任は負いかねると言っていましたw

上記のことを実践すると極力落ちづらくなるとのことです。

また、販売元はタカダンスファッションという社交ダンス界のトップドレスメーカーなのですが、もしドレスが汚れてしまったら極力早く食器用洗剤で汚れた箇所を手洗いするとかなり落ちやすいとのことでした。

スプレータンニング

セルフタンニングローションとクイックタンニング(全身用リキッドファンデーション)は両方とも自分で塗らなくてはいけないので結構面倒です。それが嫌な人に朗報!スプレータンニングという全身カラーリング方法があります。これは専用のサロンへ行ってお店の方に全身をスプレーしてもらうものです。肌の黒さの色もバリエーションがあり、1回¥6,000~¥10,000程度です。人の手で染めてもらうので一番楽な手法ですね。

まとめ

このように、ラテンダンサーがこだわる肌を小麦色にする方法はいろいろあります。日焼けサロンのマシーンの種類もいろいろですが、それ以上にセルフタンニング用の商品は数えきれないほど出回っています。自分にとって何を最優先にするかをまず考えましょう。誰よりも黒い肌になることを優先させるのか、ドレスや周りを汚さないことを優先するのか、自分で塗る手間を省いて時間をお金で買うのか・・・

私はもちろん「誰よりも黒く美しく」が最優先です。ドレスが汚れることは覚悟の上です。正直、肌を誰にも負けないほど黒く美しく染める一番の方法は、デメリットを考慮せずにいうなら日焼けサロン3回行って土台を黒くしたところにセルタンもしくはファンデーションですね。これは本当に最強に黒く美しく慣れます。私は自分の競技選手としての最盛期に誰よりも黒く美しくなれるなら老後に肌がどうなってもいい!と思って日焼けマシーンにも入っていましたが、それは引退した今は後悔しています。でも当時は少しも迷いはありませんでした。

私にそう思わせたきっかけは、かつてダンスの先輩に教わったこと。

「試合当日に肌も白くてネイルもやってない人を審査員が見ても、その選手がその試合に賭けてきてるとは思えない」

この言葉は22歳で先輩に言われて以来、方ときも忘れたことがない言葉です。

現役選手の人は、この言葉を肝に銘じて試合に望んで欲しいです。

肌の色、ネイル、ヘアスタイル、メイク、ドレスのセンスetc…

ダンスの質以外でも、見た目は絶対審査対象だと思います!

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