社交ダンスルンバ 代表というよりも社交ダンスのラテンを象徴するステップであるルンバのニューヨーク。また、ラテンの重要な基礎のすべてが詰まっているステップだとも思います。
社交ダンス初心者の方でも簡単に踊れるメジャーなステップですが、なかなかカッコいいラインが決まらないと悩む人も多いステップです。シンプルなステップだからこそ、他と差別化された見せ方をしたいものですね。そんなニューヨークをカッコよくみせる踊り方を解説します!
ニューヨークの踊り方はさまざま
社交ダンスを始めたばかりの人からベテランの競技選手まで、ルーティン(振付)でニューヨークを使う機会は本当に多いです。そしてまた、踊り方も十人十色とまではいかなくても、結構個性的なラインや体の使い方をする人もいるくらい踊り方はさまざまです。ニューヨークの踊り方がさまざまということはつまり、ニューヨークの教え方もさまざまだと思われます。手っ取り早いのは、あこがれの選手のニューヨークの形や体の使い方や表情を真似して練習するのも手ですが、やはり基礎という土台が固まっていてこそ、その上に個性を上乗せできるものだと私は思っています。だからシャドーMANIA!では、ニューヨークに必要な体の使い方の基礎に焦点を当てて解説したいと思います。
ニューヨークの基礎
ステップ名がついている技を極めたいときは、まずその一連のステップがどんな動作で構成されたステップかをまず考えます。ニューヨークは男女が向かい合ったポジションから説明すると、ターン(方向転換)→全身ウォーク→後退ウォーク→ターン(方向転換)で男女が向き合ったポジションに戻ってきて、反対向きバージョンを繰り返します。
各動作に関する詳しい解説はシャドーMANIA!の動画がそれぞれあるので参照してください。
ラインを作りに行く瞬間のターンをする時は、上半身が先に回転をはじめて、後から下半身(骨盤)の回転をするという上下の時間差を意識して踊ります。そしてうまく方向転換ができたら、つづいて全身ウォークと後退ウォークです。ここもきちんとウォークの動作に必要な体の使い方をしましょう。足に体重が乗ったら骨盤がセトリング・ローテーションです。ニューヨークは細かくいうとウォークの動作の中でもchecked forward walk という種類のウォークになりますので、この場合、ローテーションのあと膝つま先を前に抜くところまでは踊りません。骨盤がローテーションしたら後ろ足の膝が前足の膝の裏側に近づくだけです。関単にいうと、全身ウォークの途中で戻ってくる動作ということです。前足でチェックをしたら後退ウォークに戻ります。しっかり後退で乗った足の骨盤を外側へローテーションさせましょう。そのあと再びターンで向き直るので上体の回転から下半身の回転の時間差を意識してターンです。
分解すると複雑なステップに感じますが、要するにターンと前進後退の動作でできていますので、それぞれの動作をきちんと行えば上手くいくという事です。
カッコよーくニューヨークを踊りましょう♪